わたしの読書ノートは『読書は一冊のノートにまとめなさい(奥野宣之・著)』がベースになっています。
しかし、ノートに書くべき本は溜まっていく一方。
あきらめてしばらく読書ノートづくりはお休みしていました。
今回コロナの影響で時間ができたこともあり、原点に戻って読み返してみました。
久々に読んだら今まで気づかなかったポイントがいくつかあったのでまとめてみます。
”すべての本”で”同じように”書かなくていい
わたしにとって読書ノートが負担になってしまったのは、全部の本をきちんと記録しなくちゃ!というプレッシャーから。
(この場合の”きちんと”=著者の推奨する「抜き書き+自分の感想」というフォーマットです)
ところが読み返してみたら、著者はむしろ反対のことを言っていました。
ちょっとびっくり。
とりあえず「日付・タイトル・著者名」だけ書いておけばいい
読書ノートに入れておきたい最低限の情報は次の三点です。
・書いた日付
・本のタイトル
・著者名
この三つさえあれば、「このころにこういう本を読んだ」ということは残しておくことができます。
P116
つまりこの3点だけ書いておけばとりあえずはオッケー。
最近はバレットジャーナル(&ブクログ)にこれらの情報は残すようにしているので、「じゃあもう最低ラインクリアしてるじゃん!」と一気に気持ちが軽くなりました。
これ以上に残したいなにかがあるときだけ、詳しいノートを作ればいいと。
本によって書き方を変える
たとえば、「ファイリングのコツ」のような純粋な実用書の場合は、抜き書きでなく、「☆」マークで要点だけを書き残しておく。エンターテイメント小説などの場合は、一冊を通じての感想だけを箇条書きでつける。
P.120
全部同じフォーマット(それも著者自身が「時間がかかる」と表現しているやつ)で書こうとしていました。
そりゃ続かんわ!
特に「小説は違うフォーマット」というのは衝撃でした。
たしかに小説の魅力は、抜き書きだけでは語り切れませんよね。
書くときは徹底的に絞り込む
僕が提案したいのは、次のように、最重要箇所を段階的に洗い出していく「スクリーニング作業」のような読み進め方です。
通常は、次のような工程を踏みます。
①通読 普通に読みながら「いいな」と思ったところはページの上の角を折っておく。
②再読 読了したら、角を折ってあるページだけを読み返していく。その際、「あらためて、いいな」と思ったところだけ、ページのしたの角を折っておく。
③マーキング 上下の角がおられたページだけを読み返し、「三度目だが、やはりいいな」と思ったところだけ、ページの角を折っておく。
読書ノートを作るのに使うのは、この③でマーキングされた文章のうち、さらに読み返しても「いいな」と思う文章だけです。
P.108
わたしは角を折る代わりに付箋を貼っていっています。
ところが付箋だらけの本をみると、どうしてもやる気が出ないんですよね。
これくらい徹底的に絞り込む必要があるみたいです。
わたしはページを折るのにものすごく抵抗があるので、付箋の位置で工夫してみたいと思います。
なんのためにノートを書くのか
要するに、何事も目的に応じてやり方を変えればいいということなのですね。
単に「読んだという事実」を記録しておきたいノートと、「読んで自分はどう考えるか」を記録するノートは書き方を変えればいい。
収穫の多い再読でした。
コメント
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