- 総合評価 ★★★☆☆
- 雰囲気大好き度 ★★★★★
- モチーフというか、コンセプトというか、そのあたりが好みド真ん中。最近こういう「日常の中の何げない幸せ」みたいな話がめちゃくちゃ好き。
- 表紙がかわいい。黄色ベースでハッピーな感じ。女の子が川沿いを歩いている、という構図は『夕凪の街 桜の国(こうの史代)』を思い起こさせますね。
- ものすごく好きな話と、「???」となる話の差がすごかった。短編集形式ならではといえばそうだけど、ここまで落差が激しい本は初めて。
- 三歩の不思議ちゃんっぽいけど、意外とそうでもなくて……っていう線の引き方が絶妙でだった。仕事をズル休みしたけど、結局悶々としてしまうところとか、人懐こそうに見えるけどけっこう人見知りとか……共感できるし、すごくリアル。
- 何度も言いたいんだけど、雰囲気とかキャラの作り方、全体のコンセプトみたいなのは本当に大好き。それだけに、文章がめちゃくちゃ読みづらいのが本当に残念。なんというか、書いてあることがすっと頭に入ってこなくて、洋書を読んでるときみたいな感覚。(相性の問題もあるかもしれませんが……『君の膵臓を食べたい』も受け付けなかった人間なので)ゆえに★3つとしました。
- 続巻も近々発売されるとのことですが、買うかどうかは微妙なところ。本屋で実物を見てから決めようと思います。
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