10ヶ月の留学生活を終え、帰国前にオーストラリアの各都市を回ることにしました。
第一の目的地はブリスベンです。
広大なオーストラリアでは飛行機移動が一般的なんですが、ケアンズ⇔ブリスベン間は電車で移動できること、ご存知ですか?
マイナーすぎて地元の人にすら「そんなものあるの?」とビックリされる始末です。
移動には丸1日かかり、しかも運賃は飛行機より高いと来ていますから、まあ当たり前といえば当たり前かもしれません。
今回はそんなマイナー長距離列車「Spirit of Queensland」号に実際に乗ってみました。
席の種類
席の2種類あり、わたしの利用したレールベッド席とエコノミー席です。
レールベッドは座席がフルフラットのベッドになる寝台席。エコノミーはリクライニングが付いている普通の座席です。
さすがに25時間も横に慣れないのは辛いな……と思い、今回はレールベッド席を選択しました。
車両について
席の配置
左側は二人席、右側は1人席です。
ドキドキでしたがちゃんと1人席でした。ご夫婦やご家族で利用されている方も多く、ソロ旅の人はちゃんと1人席にしてくれるみたいです。
座席
めちゃくちゃ広いです。
足を延ばしても全然前の座席に届かない。
モニターの下には折り畳みの簡易椅子もついていて、向かい合わせで座れるようにもなっています。
(観たところみなさん荷物置きにしているようでしたが)
トイレとシャワー
トイレは各車両に2か所ずつありました。
乗客数は多くありませんし、席から見える位置に空席がどうかわかるサインが出ていたので不便はなかったです。
奥の方にシャワーブースが付いているトイレもあります。
シャワーはよくある固定式でなく、壁から取り外しできるタイプなので使いやすそうです。
トイレ・シャワーともに清潔で快適でした。
食事
ランチとディナーに関しては、それぞれメイン・デザート・飲み物が選べます。
嬉しかったのはアルコールも追加料金なしで飲めたこと。
朝食は2種類あり、飲み物はジュースと食後のコーヒー/紅茶で固定です。
車内での過ごし方
エンターテイメントシステム
飛行機のようにモニターが付いていて、映画やドラマが見れるようになっています。
選択肢は飛行機ほど多くありませんが、ディズニーの新作があったのでそれを観ました。
英語字幕は出せるようになっているので、聞き取りに自信がなくても安心です。
SNSは諦めよう
車内にwi-fiは飛んでいません。
また都市間は電波が届かない場所も多々あります。
オフラインで楽しめるものをたくさん用意しておきましょう。
荷物の重量制限に注意
大きな荷物は20キロ以上になると預かってもらえません。
わたしのスーツケースは23キロで拒否されました。
「どないすんねん……」と放心状態で乗り込みましたが、車両の入口付近に荷物用スペースがあったので安心でした。
まとめ
時間はかかりましたが、私はこういうのんびり旅が大好きなのでとっても楽しめました。
25時間の長旅も、ぼんやり外を眺めたり映画を観たり、本を読んだりしていたらあっという間でした。
お高いだけあってサービスも良く、飛行機のファーストクラスってこんな感じかしら……と想像してみたり。
オーストラリアで優雅な電車旅を楽しみたい方、ぜひトライしてみてくださいね。
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